土に還るティーバッグ – 素材をリニューアル

ロバーツ

紅茶のおいしい季節になってきました。今回はリニューアルした紅茶のティーバッグ素材についてのお話です。

フェアトレードの指針には「環境に配慮すること」が掲げられています

フェアトレードの指針

10.環境に配慮する
生産地で持続的に採れるものなど、サステナブルに管理された素材を最大限に活用し、エネルギーの消費と二酸化炭素の排出が少ない生産を心がけます。農業ではできるだけオーガニックや減農薬など環境への負荷の低い方法を用います。梱包にはリサイクル素材や生分解可能な素材を用い、輸送にはできるだけ船便を使います。

フェアトレードと環境は切っても切り離せない関係で、パルシックも、環境への負担を減らすことをフェアトレードの大切な柱のひとつとしています。

このたび、2025年9月に輸入した紅茶のティーバッグ素材を、「ソイロン」という生分解性の素材に変更しました。トウモロコシなどの植物のデンプンを主な原料とするこの素材は、使用後は土に還る地球にやさしい素材です。

アールグレイ紅茶とルフナ紅茶の生産地であるスリランカ南部のデニヤヤでは、農家さんたちが地域の水源や自分たちの健康を守るために、農薬や化学肥料に頼らない有機栽培に取り組んでいます。

有機農業は手間も時間もかかり、収穫量も多くはありません。それでも自然と共に生きる道を選ぶ農家さんたちがいます。
パルシックは、生産性をあげるために良質な堆肥づくりの研修を行ったり、有機茶畑に一緒に植えるスパイスや果樹の苗を配布したりしながら、持続可能な農業づくりを応援しています。

こうして丁寧に育てられた特別な紅茶を、日本のみなさんにお届けするにあたって、私たちも、できる限り環境にやさしい形でお届けできるよう、これからも工夫を重ねていきます。

なお、アールグレイ紅茶ティーバッグはこちらのソイロンの素材に2025年9月25日より切り替わりました。
ルフナ紅茶につきましては、随時切り替わりを予定しています。

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