2/10開催報告 ペッパーの産地とつながる「スリランカからお届け!ペッパーの魅力」

あかい

2月10日にスリランカのデニヤヤの皆さんと繋いで「スリランカからお届け! ペッパーの魅力~スパイスでつながるフェアトレードの道~」を開催しました。
有機ペッパーの育つ畑や、農家の皆さん、日本とスリランカの担当者を繋いでぎゅぎゅっと1時間、参加者のみなさんからも質問やコメントがたくさん出て、新しい発見の多い会となりました。とても面白かったので、私の視点から、いくつか場面をピックアップしてご紹介します。

~美しいアーリヤワティさんとウバセーナさんの畑~

パルシックの紅茶やブラックペッパーを生産しているアーリヤワティさんの畑には、茶木、スパイス、ヤシ、バナナ、コーヒーの木など様々な植物が青々と育っています。少し間隔をあけて、茶木の合間に木々がのびのびと育ち、胡椒が巻き付いていますが、この木はグリシディアという木で茶葉を強い日差しから守る役割を担っていたり、また土に必要な養分を与える役割もしていたりするそう。そして、ひょろひょろとした木なので、胡椒を巻き付けて木を補強しているとのこと。ライブ中継をしたウバセーナさんのお宅の向こう側には世界自然遺産にも登録されているシンハラージャの森も見えました。

~黒い胡椒になるまで~

胡椒って、なんで黒いんだろう? そんな疑問を持ったことが無かったのですが、そう、胡椒の実はもともと青いんです。グリシディアの木に巻き付いている胡椒の木には、細いブドウのような緑の胡椒の実がついた房が、葉の間にたくさんぶら下がっています。その房を房ごと手でとり、胡椒の実を房から外します。その後3日ほど乾燥させると、黒い胡椒になるのだそう。胡椒の実は、花が咲いてから約半年ほどで収穫ができるとのこと。

~スリランカでの胡椒の使われ方(歯痛にも!?)~

スリランカは毎日スパイスをふんだんに使った色んなカレーが食べられていて、胡椒は欠かせないスパイスですが、いろんな使い方をするようです。例えば、地域に住まうアーユルヴェーダのドクターは、歯や喉の痛みなどの緩和や、体を温め免疫をあげるためにも胡椒を使用するそうです。そういえば、スリランカのお土産のコラムでご紹介した2つにも胡椒がはいっていたっけな、と思い出しました。

~おいしいブラックペッパーのレシピ~

「香りが華やかで辛みは強めだが、他のスリランカ産に比べて辛みが強すぎないので白胡椒のような感じで和食にも合う」「実が柔らかくミルでひきやすい」などの特徴がある私たちのパーラスパイスのブラックペッパー。Zoomのチャットには、参加者のみなさんから、かけてみておいしかった様々なメニューが紹介されました。

・お味噌汁、白ご飯、焼き魚、鍋料理
・チーズトースト、ポテトサラダ
・ミルクティー、甘酒、ブラッディマリー(お酒)
・バニラアイス

みなさん色々試してくださっているようでとってもうれしいです。

バニラアイスはないだろうと思いながら、試してみると美味。甘いものに香りと辛さがアクセントになってとてもおいしい!
本当に何にかけてもおいしく、体も温まるので、みなさんもぜひ試してスパイスアップしてみてくださいね。

Youtubeにも動画公開しているので、気になった方は是非ご覧ください。

▼ アーカイブ スリランカからお届け! ペッパーの魅力 2022.1.10開催

「イストゥーティ(シンハラ語)」

ありがとうございました。

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