フェアトレード月間に考える~素朴な疑問に答えてみました~

あかい

こんにちは! フェアトレード部のあかいです。パルシックに入職し早2年、もはや新人とは言えなくなってきました(汗)。

今月はフェアトレード月間です。日々お客様と接する中でフェアトレードに関わる質問をいただくことがよくあり、今回は、その中でもよくある質問に私なりに向き合ってみました。

質問①「パルシックは東ティモール以外のコーヒーはないの?」

まずは、パルシックのフェアトレードに関わるキーワードから整理してみます。

民際協力   : 国と国の垣根を超えた市民と市民、人と人との協力
フェアトレード: 人と人を信頼でつなぐ対等な交易
パルマルシェ : パルシックのオンラインフェアトレードショップの名前

パルシックは、インドネシアの軍事侵攻を受けていた東ティモールと、内戦の続いていたスリランカで緊急支援と復興支援を行いました。

その後、人びとの経済的自立を支えていくために民際協力事業のひとつとして、東ティモールの有機コーヒーとハーブティー、スリランカの有機紅茶と加工品や有機スパイスをフェアトレード商品として販売するようになりました。

こういった背景から、現在は東ティモールとスリランカのみですが、他の民際協力事業地からも先々パルマルシェに加わる産品が出てくるかもしれません。

質問②「フェアトレードのマークはついていないの?」

フェアトレードの認証マークには、世界フェアトレード連盟(WFTO)のものと、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)のものがありますが、パルシックの商品にはついていません。

こういった、パルシックでも生産者グループでもない第三者による認証はあった方が、消費者にとって手に取ったときにフェアトレード商品だと分かりやすく、選択の基準となり、良いですよね。

コーヒーの販路を広げるためにも、認証を取ろうと検討したことはあったのですが、コカマウ組合(東ティモール マウベシのコーヒーの生産者組合)が母語以外の言葉を使って認証のための書類をつくることが難しいという理由もあり、取得に至っていません。

パルシックは小さな団体ではありますが、前のコラム「フェアトレード月間に考える“FAIR TRADE ISN’T JUST COFFEE!“」でも触れたように、新しい経済システムを構築することにフェアトレードの普及を通じて関わっています。

そのためには、第一に「おいしいから!」そう言って継続して商品を選んでいただけるように、これからも各事業地とともに取り組み続けていきたいと思います。

商品のこと、フェアトレードのこと、事業地のこと、何かありましたら気軽に質問お寄せください!

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