カフェ・ティモールが美味しい5つの理由
1. シェードツリー栽培で自然環境に配慮
コーヒーの木はとてもデリケート。木の根元に日光が当たらないよう、シェードツリー(日陰樹)と一緒に植えています。この方法は、多様な樹木が生い茂り木々の落ち葉が肥料となって森が保たれるので、豊かな自然環境の中で栽培することができます。また、カフェ・ティモールのコーヒー生産者組合「コカマウ」は、コーヒーの実の果肉部分を集め、堆肥に利用しています。
2. 収穫は、ひと粒ひと粒、完熟チェリーだけを大切に収穫
毎年5月頃にコーヒーの実が赤く色づき始めます。6月頃になると、コーヒー農民たちは赤く完熟したコーヒーの実だけを、ひと粒ずつ手で丁寧に収穫していきます。収穫に機械を使いません。
3. 山水を使ったフルウォッシュド精製
山から引いた新鮮な水を使います。果肉と種を分離させたら、発酵。24時間じっくりと熟成させます。その後、水洗いでしっかりとぬめりを取り、果肉をきれいに取り除きます。
4. さんさんと降り注ぐ陽の下で天日干し
東ティモールの人びとは自国を、日が昇る場所「ロロサエ」と呼びます。カフェ・ティモールは、ロロサエで太陽の光をふんだんに浴び、約2週間、アフリカンベットの上で天日干しして、できあがります。
5. ひと粒ひと粒、ハンドピック
収穫時や収穫後、天日干しの時にも選別していますが、最後、袋に入れる前にも改めて、虫食い豆などの欠陥豆を丁寧に手で選別しています。こうした丁寧な作業を経ることで、良質の豆を日本へ届けることができています。
コーヒー協会(ACT)発足。国をあげて品質向上へ
昨今高い注目を集めるアジアのコーヒー。東ティモールでは、2017年に「東ティモール・コーヒー協会(ACT:Timor Coffee Association)」が発足されました。東ティモールの風土にあうコーヒーづくり、その良さを最大限引き出す精製方法、位置づけを知るためのカッピングの評価方法などを習得しています。
2018年度のカッピングコンペでは「コカマウ組合」ロビボ集落のジュリオさんのコーヒーが100サンプル中第4位に、2020年度にはエルダウトゥバ集落のハニー製法豆が6位に入賞しました。

