マウベシと日本を繋いで、オンラインで有機監査を受けました

あかい

パルシックの商品(食品)にはどれも有機JASマークがついていて、安心安全でおいしいとみなさんに選んでいただいています。

有機JASマークは3つのまるの重なるところが葉っぱのマークになっていて、太陽と雲と植物をイメージしているそうです。農薬や化学肥料に頼らずに生産・加工された食品であることを表しており、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類に付けられています。*注

 

パルシックのコーヒー「カフェ・ティモール」についても、コーヒー圃場から商品が完成するところまでに関わるすべての行程で有機JASに適合した生産が行われていることを、第三者機関より毎年チェックを受け、有機JAS認証マークをつけて販売しています。

有機監査は、東ティモールのコーヒー圃場では、監査員がコーヒー農家の畑を歩き、農家さんへ直接インタビューを実施するなどしていますが、コロナ禍のこの2年は監査員が東ティモールへ行けないので、オンラインで圃場と繋いで進めます。

監査の前日に停電となってしまったために発電機で携帯電話を充電して村に移動したり、監査の途中大雨に見舞われ圃場へ向かうことが困難になったために日程を変更したりとハプニングもありましたが、オンラインで東ティモールの標高1,000m以上の村に繋がるというのは驚きですよね。

初日には、コカマウ組合のメンバーに今年から新しく加わったハウティロ村のコーヒー農家の監査を受けました。ハウティロ村では緑の丘に馬が飼われていて、九州出身の私は阿蘇草千里を思い出してなつかしくなりました。

コーヒーの圃場は住居のある集落から離れた場所にあり、道すがらコーヒー以外にもカボチャやタロイモなどさまざまな作物が植わっています。この時期は大豆の収穫期のようでした。大豆のサヤや刈り取った雑草、家畜の糞が自然の肥料となっています。

コーヒーの木の中には、農家さんのひいおじいさんの代が植えたものまであるそうで、このような古い木の実のつき具合はまばらです。ある農家さんは「これまでは、地面に落ちたコーヒーの実から自然に発芽し成長した苗を抜いて植え替えて育てていたけれど、コカマウ組合のメンバーが、木がよりよい環境で育つための苗どこづくりをしているのを見た。自分も苗床作りからはじめたい。」とコーヒー畑の改善に意欲を語ってくれました。

東ティモールのコーヒー畑改善事業について、詳しくはパルシックWebサイトでご紹介しています。
5か年計画ももうすぐ折り返し!コーヒー畑改善事業のご報告 [前編]

*農林水産省のHPより https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

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