東ティモール大使館へたのもー!

ねもと

先日、カセットコンロと生豆を背負って、東ティモール大使館に道場破りをしてきました。と、いうのは冗談で(そりゃそうだ)、「港区ワールドフェスティバル*」に参加した東ティモール大使館にて、東ティモールを知ってもらう一環として、パルシックはコーヒー豆の焙煎体験コーナーを担いました。

港区ワールドフェスティバルは、「区内商店街の協力店舗で食事や買い物を楽しみつつ、区内外の大使館等を巡り国際交流を深め、世界を身近に感じられるイベント」ということで、東ティモール大使館も(千代田区ですが)参加したのでした。
普段はおいそれと行くことのできない大使館ですが、一般市民に開放されている貴重な機会があるんだなあ、と今回初めて知りました。

大使館によってプログラムは違いますが、東ティモール大使館では、大使から東ティモールという国の概要・観光情報について聞いたのち、タイスという伝統織物でできた服の着付け体験をして、パルシック主導で焙煎体験をおこなうというものでした。

このコラムを読まれている方のなかには、「東ティモールのコーヒーはシティローストじゃないと!」という、焙煎のプロの方もおられるかもしれませんが、参加者のほとんどが生豆を初めて見た、そして全員が焙煎は初めて、ということで楽しそうに取り組んでくださいました。

合計で20人ほどの方が参加してくださったんですが、その中の一人、小学2年生の男の子は、お父さんと一緒に焙煎器をからからと鳴らしてコーヒー豆の色が変わっていく様子をおもしそうに眺めていて、自分で焙煎した豆を自分で(お父さんをアシスタントに)ハンドドリップして一口、「おいしい!」と。

そこですかさず、東ティモール人の大使館スタッフが「ゴストゥロース(Gostu loos)」と東ティモールの言葉・テトゥン語で「とてもおいしい」を教えると、響きが気に入ったのか、会が終わるまで何度もリピートしてました。

「ゴストゥロース」を連呼する姿はほほえましかったのですが、ブラックコーヒーを「おいしい」と思う感覚にびっくり。私が小学2年生のときに飲めたのはせいぜいコーヒー牛乳(乳飲料)だった記憶……。コーヒーの未来は明るいですね(?)

焙煎の煙でむせたりしながらも、人とゆったりと話すことができたよい時間でした。
東ティモールのこと、東ティモールのコーヒーのことが、少しでも身近に感じられる時間になっていたらうれしいですね。

皆さんも、今日コーヒーを飲んだ際にぜひ一言。

「ゴストゥロース!」

(※なお、おいしくなかった際の表現は用意してません。)

 

*港区ワールドフェスティバル公式サイト:
https://www.world-festival.jp/
豆知識:なんと港区には日本にある大使館のうち、約半数にあたる80以上の大使館が集まっているんだそうです。

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