スリランカ北部の女性たちが古着のサリーをリメイクして作った巾着です。
シワになりにくく、スッキリかさばらずに持ち歩けます。
オレンジ、黄、ピンクなどの暖色系、紺、青、水色、緑などの寒色系、デザインはほぼ一点もの。あなただけの巾着はいかがですか?
※色や柄はお選びいただけませんが、「濃色・淡色」などご希望のある方は備考欄にご記入ください。できるだけご希望に添えるようお選びします。(おまかせの場合はご記入不要です。)
サリーのリメイクを通じた手仕事づくり「サリー・リサイクル・プロジェクト」
スリランカでは1983年から2009年までの26年間にわたって、人口の15%を占めるタミル人の組織と多数派のシンハラ人の政権との間で内戦が続いていました。
パルシックは、少数派のタミル人が多く住み、内戦で被害の多かった北部の町ジャフナやムライティブの女性たちとともに、2012年から、古着のサリーを雑貨や洋服にリメイクして手仕事にする「サリー・リサイクル・プロジェクト」を実施し、女性たちを支援してきました。2018年4月からは、女性グループが自立して製造販売をしています。
サリーコネクション / Sari Connection
リメイク商品の材料となる布地は、コロンボを初めとするスリランカ南部の裕福な女性たちが、家庭でタンスの肥やしになっているサリーを寄付として提供してくれたもの。サリーは女性たちが着る民族衣装で、式典で正装として着用されます。ある男性が「パートナーのサリーが式典の度に増えて手に負えない」と口にしたことに着想を得て、プロジェクトはスタートしました。
スリランカ北部に暮らす、内戦や2004年のスマトラ島沖地震の津波によって家族を失った寡婦女性たちは、パルシックから提供されたミシンを使い、縫製技術の指導を受け、古着のサリーをブラウスやバッグなどにリメイクします。できあがった製品は、“Sari Connection”というブランド名を付けてコロンボの洋品店や土産物店などで販売しており、その売上が女性たちの収入となります。
女性たちは収入向上を目指すと同時に、内戦後のスリランカ北部の現状についてほとんど知る機会がない南部の人びとに、北部の人びとが直面している困難を伝え、スリランカの南部と北部の相互理解と平和構築に寄与することも目標としています。