この商品は、スリランカへの寄付つき商品です。
1948年の独立以来最大の経済危機に直面しているスリランカ。サリーコネクションの商品を製作している北部の女性たちの生活にも直結して影響を与えています。パルシックも、数量限定で寄付つき商品「サリーのラッキーバッグ」を販売します。
現地で販売ができなくなった商品を買い取り日本で販売すること、いただいたご寄付をサリー生産の持続のため、また北部の人びとの生活物資支援に充てさせていだくことを目的にしています。
ラッキーバッグの内容:バッグ2種、きんちゃく2種、ポーチ、シュシュ、ヘアバンド等。
※色柄は選べません。写真はセットの一例です。
サリーのリメイクを通じた手仕事づくり「サリーコネクション / Sari Connection」
スリランカでは1983年から26年間にわたって、タミル人の組織と多数派のシンハラ人の政権との間で内戦が続いていました。パルシックは、少数派のタミル人が多く住み、内戦で被害の多かった北部の町ジャフナやムライティブの女性たちとともに、2012年から、古着のサリーを雑貨や洋服にリメイクして手仕事にする事業を行っています。
リメイク商品の材料となる布地は、家庭でタンスの肥やしになっているサリーを寄付として提供してくれたもの。
スリランカ北部に暮らす女性たちは、パルシックから提供されたミシンを使い、縫製技術を身に着け、古着のサリーをブラウスやバッグなどにリメイクします。できあがった製品は、“Sari Connection”というブランド名を付けて首都コロンボの洋品店や土産物店などで販売し、その売上が女性たちの収入となっていました。
現在のスリランカの状況
2019年4月のイースター連続爆破事件、その後に続く新型コロナウイルスの世界的大流行、化学肥料・農薬の輸入禁止、そしてロシアによるウクライナ侵攻によって経済悪化は深刻化していきました。
観光産業に依存してきたスリランカは、外貨不足により2021年から米や、粉ミルク、砂糖、セメントなどの価格が高騰、さらに、2022年に入ってからは燃料が輸入できず計画停電が人びとの生活に影響を与えています。また、輸入に頼っている医薬品の不足も同様に深刻です。
人びとの生活
生活に必要なさまざまな物価が上昇しています。
たとえば… お米:以前80-90ルピー/kg、現在250ルピー/kg 食料品だけでなく、燃料も高騰しており、漁業を生計としている人にはボートを出せなかったり、公共交通機関がストップしていたり、燃料を得るためにガソリンスタンドに行っても一日並んで燃料を得られなかったり、ということが起きています。
数量限定 寄付つき「サリーのラッキーバッグ」
パルシックが協働し、現地でサリー製品の販売を担ってきた社会的企業KAISの事務所には、観光客向けに商品化したサリー製品の在庫が眠っていました。
それらを日本に送ってもらい、バラエティに富んだサリー雑貨を6点ほど詰め合わせ、寄付つきの商品として、数量・期間限定で販売します。
ラッキーバッグの中には、日本ではこれまで販売されていない商品もたくさん入っています。 エコバッグ、きんちゃく、シュシュ、ふろしき等。
※色や柄の指定はできません。
※糸がでていたり、リサイクルサリーであるために多少のシミがあったりと、アウトレット品が含まれます。
※リサイクルサリーのにぎやかな色柄と女性たちの手仕事を、一点ものとして楽しんでいただけましたら幸いです。
ご寄付は、サリーコネクション事業の継続にかかる現地での費用、スリランカ北部の人びとへの生活物資配布にかかる費用などとして使用させていただく予定です。